井の頭公園の池の水草の正体は?

水面に揺れる水草が美しい井の頭公園の池

最近話題になっている井の頭池の様子ですが、

数年前の池とは全く違う幻想的な風景が広がっていますね。

 

この大量の水草は、2014年1月から行われた「かいぼり25」の後に突如として ボート池 に現れたもので、

透明度がよみがえり 池底に光が届くようになったこと、

池底の泥をかき回してしまう鯉を 仕切りを付けた弁天池に移動させたこと

などが眠っていた埋土種子を目覚めさせたのではないかと思われます。

その後全3回のかいぼりを経て、今年のこの幻想的な景色が見られるようになったのでしょう。

え?イノカシラフラスコモじゃないの?

ところでこの藻、なんていう藻だか知っていますか?

「イノカシラフラスコモが60年ぶりに復活」というニュースが大きく取り上げられましたが、かいぼり後に復活した藻は実はほかにもまだいくつもあるんですよ。

そもそも、イノカシラフラスコモという藻は40~50㎝ほどの丈しかないので、水深のある井の頭池の底にあってもなかなか見えるものではないはずなのです。

これは以前かいぼり報告会が開催されたときに会場に展示されていた「イノカシラフラスコモ」です。画像が悪くてごめんなさい!

60年ぶりに復活したイノカシラフラスコモの説明は、以下URL東京都のサイトをご覧ください。

http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2016/06/20q6n200.htm

 

…それじゃあこの藻は何なの?

長~くのびた「ツツイトモ」

この藻の正体は なんと「ツツイトモ」という藻なんです。

井の頭池の池底は水深が約2mほどあるので、これはかなりの長さがあるのではないかと思われますね。よく見ると水面に、5~7㎜ほどの小さな黄色っぽい花を咲かせているのがわかります。

葉の付け根にある、托葉という部分の縁が合わさって筒のようになるので、ツツイトモと呼ばれるらしいですよ。

調べてみたら、過去には 2011年8月に皇居の二重橋のお堀で大量発生して話題になったみたいですね。

このツツイトモは、レッドデータブックでは最も絶滅の危険度の高い絶滅危惧IA類に分類されている貴重な藻なのだそうですよ。

…そんな藻が池を覆いつくすほど生えているってなんだかすごいですよね~。

さて、藻が何なのかわかったところでもう1つ…

イノカシラフラスコモって 何でフラスコモっていうの?

そこ、なんか気になりません?w

なので調べてみました。

ご興味のある方は、こちらのサイトをご覧になってみてください。

http://mcc.nies.go.jp/Chara2006/chara-4.html

上記サイトから引用

「フラスコモ属の仲間は日本には約50種類生息するといわれている。しかし他にも分類学的な判断が難しいものが数多く知られており、正確な数は明らかではない。
フラスコモの属名は生卵器の形がフラスコに似ていることに由来する」

なんだそうです。

確かに、理科の実験で使うフラスコに形が似ている気がしますね!

季節の移り変わりとともにこの藻も自然に消えていき、

来年またこの景色が見られるかどうかは神のみぞ知る…世界になりそうなので、

是非この機会に見に行ってみてはいかがですか?

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